認知症の人がさっきいったでしょと言われておこる理由
自分の読んだ内容で勉強になった点を自分なりに書いていきます。
「認知症」ということは皆さん一度は聞いたことがあると思います。呆けるとは
どういうことかは本質的には自分が経験しないと分かりませんがその本を読んで
認知症の方の気持ちを想像をすることが少し出来ました。
その人がどのように思っているか分かることで認知症の方に対して優しく接すること
が出来るのではないでしょうか?
「飯はまだかのう?」「おじいさんご飯はさっき食べたでしょう?」このやり取りの
意味が本を読む前と呼んだあとでは違う目線で見ることができるそんな一冊です。
1.認知症とは
認知症とは「認知機能の変化に伴って暮らしの上で支障がある状態」のことです。
つまり、症状ではないのでそのことは本人にしかわからず認知症と「症」がつい
ているのでなにかの症状があるのではないかと思うがそうではありません。
2.その病気の本人の苦しみ
認知症になった本人の苦しみの根本にあるのは以前と異なる認知機能の変化があ
ってそれは外からわからないということです。
3.認知症を予防する方法はない
記憶は、入れる→もつ→出すという過程である。
「記憶がしずらい」(認知症)ということと「忘れる」ということは違うという
こと
「記憶がしずらい」→入れることが出来ないこと
「忘れる」→出すことができない
つまり認知症とは言われたことが入っていないので
「飯はまだかのう?」「おじいさんご飯はさっき食べたでしょう?」というやり
とりが認知症でない方は「ああそうだった」となるのに対して「認知症」のひとは
「食べてない」となるということです。
ということは今、行われている認知症予防の脳トレといわれるトレーニングは「出
す」ことの訓練ですので「入れる」ということへの訓練にはならないのです。
4.認知症予防の残酷さ
入れることが出来なくなってきているのにも関わらずひたすら脳トレをされられて
出来ないことを本人に認識をさせる残酷さを考えさせられました。
脳トレを強制させる善意の残酷さを知るべきだと感じました。
5.認知症というレッテル
認知症という病名がついた途端に怒鳴っているだけで施設のスタッフであれば「暴
言あり」と書くでしょう。
では健常者の方が怒鳴ったら暴言ありということではなく「なぜ怒っているのかを
聞く、または考える」のではないでしょうか?
同じ人間として考えることが無意識にできなくなっているのではないでしょうか?
6.認知症の薬について
認知症の薬は症状の進行をゆっくりにするだけで直すものではない。一方で副作用
も多く「飲まない」という選択肢もありうる。